Blut unt Weiß

伊藤計劃に感化された一連の文章の群れ。日記、少年マンガを中心とするオタク趣味の感想および世界を変えるための文章が置かれる。御口に合いますれば幸い

風邪、萌、グレン

風邪をひいてしまったようだ。といっても、熱、喉、咳のアレではなく、いわゆる心の病。病名を口にすることはけしてしないつもりだが、生活習慣によるものだ。

嗜好品というものがある。酒やたばこなんかが分かりやすい。適量ならば人生を潤してくれるのだろう。だが、やりすぎは病気の元だ。幸いというべきか不幸にもというべきかわからぬが、俺にはそのどちらの趣味もない。今回俺が摂取しすぎたもの、それは「萌え」だ。萌えの短期間過剰集中摂取によってそれは萌えという嗜好品から病へと姿を変えた。育ってしまったのだ。ガムのようにさらっと味わって適当に処理するべきそれを、あろうことか丁寧に育ててしまった。もはやとりかえしはつかない。

 

主よ!!なぜ私に!私の脳にこのような機能をお備えになったのですか!?無用!!無用なのです!!もはや!!私には無用の長物!!無益どころか有害なのです!!私には刀と速ささえあれば・・・他には何も・・・何も求めはしません・・・だのになぜ・・・わたしに他を求めさせようとなさるのですか?

 

御冷ミァハ萌え。いや、萌は超越した。俺は御冷ミァハに狂った。まただ。またこの季節が来てしまった。あれほど注意深く、キャラとの距離感に細心の注意を払って暮らしていたのに、その俺の注意すらミァハは忘れさせてしまった。今週の金曜日、ハーモニーが公開される。俺はミァハに会いに劇場へ行く。そしてそれが再びのお別れの時だ。

 

ここは寒い。とても寒い。この文章も寒い。ここは地獄だ。「地獄はこの頭の中にある。」いや、地獄はいま、ここに、ある。ここは地獄だ。大苦恋(ぐれん)地獄だ。寒い。寒いんだ。