Blut unt Weiß

伊藤計劃に感化された一連の文章の群れ。日記、少年マンガを中心とするオタク趣味の感想および世界を変えるための文章が置かれる。御口に合いますれば幸い

ジャンプ28号の感想+α

全ては

正しき

社会の為に

───ヒーロー殺し・ステイン

 

 おはようございます、好きなジャンプ主人公(ヒーロー)は緋村剣心、門倉亜人です。月曜日ですので、ジャンプの感想とか日記的なものを更新いたします。続きからどうぞ。

 

 

 というわけでジャンプです。しょっぱなからいきなりで恐縮ですが、今週は少し満足度が低かったです。月曜日であるという実感が得られませんでした。ジャンプを読んだ後の「いやぁ今週もジャンプは面白れぇなぁ!」という感覚がないとわたしの月曜日が訪れません。なぜでしょうか。まぁすぐに明らかになります。

 

  • ロボ×レーザービーム

 ゴルフのやつ。最近読み始めまして、今日から感想もここに書いていく、かもしれません。スポーツマンガです。印象としてはまっとうなタイプのスポーツマンガ。スポーツのガワを借りたバトル漫画とかではなく。つまり火ノ丸と同じカテゴリにいれます。また、主人公が努力型っぽいのも好印象、かも。最近の傾向、なのかもしれませんが、根性とかがむしゃらさとかではなく、努力というものを習慣、ととらえている趣なのがより現実的、実際的な感じでよいですね。今週は根性っぽかったですが。走り込みで毎日倒れるまで主人公が走ってました。主人公は十年ぐらいゴルフセンターで基礎しかしてこなかったという、一度もコースを回った経験がないにもかかかわらず、基礎の完成度が気が狂っているレヴェル、というスタートのようです。よいですね。・・・ん?努力型の主人公だと思っていましたが、ある意味で、最初から超絶的能力を有するという意味では天才型主人公も兼ねている、のでしょうか。まぁそのあたりの分類にさしたる興味はありません。脳筋主人公ではないのはとても良いですね。

 で、今週の話ですが、今週はすこし嫌味がありました。先週もあったので先週は感想を外したのですが。まぁこの程度なら誤差の範囲ということで今週から書きますけど。主人公の超えるべきハードルが、クソ野郎だったりクソな環境だったりしすぎると萎えますね。スポーツものはこれが悩ましい。スポーツの暗黒面的な趣のやつ。わたしの個人的な倫理趣味に由来する不快感であることはまぁ間違いないでしょうが。悪党は好きだが、不良は嫌い。なんですね。似た意味で外道は好きだが、下衆は嫌い。というのもありますね。ニュアンスだけ伝われば結構。深入りはしません。

 なんだか長くなりましたが、まぁ少しづつ読んでいこうかな、ぐらいの気持ちでおしまい。

 

  • ハイキュー

 もう一個のスポーツマンガ。こっちは何というか、嫌らしさはありつつも嫌味ではない、感じですかね。それが何に由来するのかはまぁおそらく倫理的な趣味でしょう。性格の悪いキャラがいても、行為が悪質なキャラ、イベントはありませんからね。うん、そういう違いかな。いま少し理解が及びました。

 

 つなぎの回。ではありましたが、面白かったですね。ソーマ君は嫌いです。なぜかはわかりませんが。そして面白そうな対戦カードが決まりました。

反逆者(ソーマ)サイドから、

 元八席、久我照紀(くがてるのり)

 元三席、女木島冬輔(めぎしまとうすけ)

 そして、美作昴(みまさかすばる)

対する学園(支配者)サイドからは

 第一席、司英司(つかさえいし)

 第二席、小林竜胆(こばやしりんどう)

 第五席、斎藤綜明(さいとうそうめい)

個人的に大変楽しみなカードになりました。というのも、このなかには今のところ嫌いなキャラがいないんですね。とくに注目したいのは竜胆先輩。これまで一度もその実力を見せていません。第二席であるという情報とその飄々とした態度からかもす大物感のみが彼女の属性でした。得意ジャンルさえ明かされなかった彼女の活躍、料理がついにみられます。楽しみです。あと、かわいい。ぶっちゃけるとなんで支配者サイドにいるのかわからんキャラですね。お前自由を愛する系のキャラだろどう見ても。まぁ仕方ないっすね。何かデカい変化が起ころうとしている、面白そう、という理由で薊政権に加盟した人ですから。個人的にねぇ!そんな動機でそんなことをするキャラはねぇ!嫌いなんですよ!しかし竜胆先輩はそれ以外の部分でコツコツ、コツコツと好感度を積み上げました。そのかわいい顔と愛すべきキャラクターによって。願わくは、負けた後はこっちの味方になってほしいものですね。薊くんもちょっと持て余してそうだし。体よく切り捨てられそう。久我パイセンみたいに。まぁとにかくいろいろ期待してます。

 女木島先輩も初登場時から目をつけていた先輩の一人です。前回カットされた活躍が今度こそみられるといいですね。久我先輩主役の流れなのでまたカットされる予感はします。まぁ竜胆先輩が相手なのでそんなことはないと思いたい。ん!?あ、気づいてしまいました。この組み合わせ、竜胆先輩とセットでカットされる恐れ・・・まだ秘匿するのか竜胆先輩の実力を!?だから女木島VS竜胆なのかぁ!?見誤ったか?わたしとしたことが!?まぁいいか。

 あとは美作昴。こいつは初登場時にかなりのヘイトを稼いでいった敵キャラでした。対戦相手のレシピをあらかじめ盗んでコピーし、そこにひと工夫加えることで常に食戟を勝ってきたクソ野郎です。料理マンガにたまにいますねコピーキャラ。それです。ただ彼は登場時こそクソでしたが、ソーマ君との対戦で心を入れ替えた、かに見えます。(ちょっぴりかわいそうなやつなんです。)これまで彼は偽物、紛い物の料理人でしたが、技術、手先の器用さ、培った技は本物といってよいでしょう。わたしはステインよりはほんの少しだけ懐が広い。偽物が本物へ芽吹く展開はむしろ望むところ。ぜひ美作昴には偽物を極めることによって到達する別のホンモノを魅せてほしいもんです。芸は模倣から始まるのは確かですしね。正しき資質はたしかに先天性のものでしょうが、しかし初めから芽吹いているものと腐りかけてしまって後天性に見えるものがあると信じます。本物へと羽化できる一見偽物、彼はその可能性を秘めているし、きっと世界の多くの人がそんな人なのではないでしょうか。わたしの資質は何か。あなたの資質は何か。話が脱線しました。英雄論的な話は別の機会にしましょう。

 とにかくソーマは今後が結構わくわくモノということです。

 

  • ワンピース

 BBAの過去が終わり、戦闘に戻りました。なんとも言い難い過去でしたねぇ。シャーロット・リンリン、あれは悪党というより、災害、怪獣の類でした。どうしようもない。救いようがないし、共存も無理。殺しましょう、なんとも虚しい殺しだ。BBA暗殺作戦はもちろん失敗。脱出を試みますが予想外に脱出経路がつぶれました。よし!それでこそよし!盛り上がってきた!

 ハイまた来週。

 

 今週のジャンプで一番面白いやつ!見えない部分で何度も殺しあってる演出!好き!!剣の世界のようで好き!もっと楽しみな!相撲を!

 

 今週の不完全燃焼の一因。鉄砲玉八齋衆とか、サンイーターの活躍とか、見どころ満載の回かと思いきや・・・

 作者急病のため休載!ジャンプ編集部はもう少し作家の健康について考えてください。ワールドトリガーとか。マジ猛省を促す。

 

 あと、左門君がなかったのがジワリと効いてきてます。今週のジャンプを読んで実感する。もう左門君は載ってないんだ・・・と。

 ここまでを読み返すとそこそこ楽しんでるように見えます。まぁいいでしょう、来週を待ちましょう。明けない夜はなく、止まない雨はない。しかして太陽は沈むもの。人間万事塞翁が馬、たまにはつまらない月曜日もあるさ。

 とはいってもやはり楽しみ喜びは全身で享受し、苦しみ悲しみは意識を手放したいものだ。大悟も解脱のこの指一つ。あらかじめ目の前の障害を取り除くことができれば人生はずっと絶頂でいられる。わたしの人生観は殺生院キアラやディアボロに極めて近い。彼らはというか悪役はその行為の動機、人生観から人格からすべて否定されるのが世の習いだが、彼らが間違えたのは手段だけだとわたしは思う。

 

 その他の話題。AbemaTVというので傷物語の映画二作品を一挙放送していたので観ました。第一弾は劇場で観られたのですがねぇ。自分の記憶力のなさに感動した。覚えるべきことを覚え、忘れるべきことを忘れる。これこそが人間の能力の最善。観自在菩薩。マジ羽川死んだかと思った。焦ったし、全くどうやって状況を回復するのかわからなかった。原作読んだのに。やはり忘れる力というのは必要だし鍛えるべきだ。ネタバレも怖くはなくなる、かも。物事を忘れるコツは、考えないことだが、それはなかなかに難しい。だがあえて言うなら考えないコツはほかのことを考えることだ。さらに付け加えるなら、予感に従うこと。好ましくないことを思い出しそうになったり不快の条件がそろいそうならその状況から逃げること。

 また脱線した。まぁいいや。羽川のパンツは第二作目もすごかった。どうしてあの委員長はあんなエロい下着をはいているんだ?あと、阿良々木君へのアピールがエロに振りすぎではないか。痴女なのだろうか、羽川は。実は阿良々木君同様にテンパっていてむちゃくちゃなアプローチをとってしまっている、のだろうか。まぁいいです。羽川のおっぱいとパンツと人格は素晴らしい。なぜ羽川ルートではなかったのか・・・?いまもってわからない。きっと一生わからないし、そこまでわかりたいとも。

 

 進撃の巨人。面白い。実はアニメを観ていて我慢できなくなり、様々なネタバレを見に行ってしまった。今ではもう原作の方で明かされた謎は大体知っている状態だ。だが、後悔は微塵もしていない。面白さにはいろいろある。「物語的な面白さ」を自ら手放したとしても、「刹那的な面白さ」も「根源的な面白さ」もまだこの手にある。全然、問題ない。しかしまぁアニメのみを観ている人は、マジで意味わからん展開が続いているのではないか。とくに今週のベルトルトとか。あいつら何がしてぇんだ?と思ってると思う。そういう諸々がわかるとこまでアニメはやるのだろうか?とにかく面白い。

 今週のアニメでこれだけは言及しておかなければ。わたしがこのアニメで一番好きなキャラクターはやはり、というべきか。エルヴィン団長かもしれない。これまでエレン以外にはいなかった、巨人に噛み付かれながらも歪まない人間は。皆恐怖と後悔に飲まれた。リヴァイ兵長に次ぐ実力者といわれたミケ分隊長でさえも、かなり健闘もしたし、心折れた後も一度は再び奮い立ったが、結局、惨たらしく惨めな最期を迎えた。

 だがエルヴィン団長は違った。右腕に噛み付かれ、地上高く釣り上げられてもなお、まったく!いいかまったくだ!まったくその表情、声に宿る力、放つ言葉、何より眼光が変わることはなかった。狂気の沙汰だ。エルヴィン団長は狂っている。そしてこれだ。わたしの欲したもの。わたしが観たいもの。このテの狂気、狂人こそわたしの好む餌だ。エルヴィン団長は、最高だ。

 ライナー、エレン、ミカサ、リヴァイ、エルヴィン、この辺りがわたしに極上の滋味をもたらすキャラ、狂人たちだ。

 いやぁ、サイコーにハイって奴だ。

 

 マキャベリズム。

観なきゃな。

 

 FGOの話。

 茨木童子のイベントが終わった。このイベントは未経験だったため復刻は実にありがたかったが、いささか苦いイベントとなった。敗北感がある。鬼殺し級の攻略は最後まで運任せで安定せず、勝率も低水準にとどまった。加えて高難度の追加クエストは令呪三画によるコンテニューに加えて石一つを使わされた。試合に勝って勝負に負けた感触を覚えたことは否めない。個人的には、令呪一画づつの使用ならばたとえ四画使おうが勝利だが、三画によるコンテはダメだ。勝った気がしない。こんな気分はもうアイツだけで十分だと思っていたのに、残念だ。

 メロスは決意した。メロスには型月がわからぬ。だが、敗北による屈辱には人一倍敏感であった。必ず自らのうちに巣食う慢心と半端な脳筋を除かねばならぬと。

 パーティ編成見直しの時はいまだ、いまをおいてほかにはない。これまでほとんどのケースで無視してきた、敵のチャージとこちらのメンツのスキルチャージについて考慮に入れて編成を作戦を組まねばならない。此度の敗北要因は主に二つ。前回不参加故の凸礼装不足による火力不足。そして敵宝具対策の手札の少なさだ。前者はどうしようもないが、後者はこれからの課題だ。かつて一度だけ、そのことに対策をして臨んだ戦いを思い出せ。そう、ランスロットを完封して無傷でひねり倒した戦いを。敵のチャージ数とその対策に必要なスキルのチャージ数を考察せよ。いま目をつけているのは魅了とチャージ減、そしてスタンだ。マシュのスキルだけでは敵宝具が捌けぬ。妨害で時を稼いでいきたい。前回はダビデを使ったが、できれば使いたくない。馬が合わん、キャラ的に。トリスタンが引ければ理想だが、ガチャは期待できない。これからは高火力に加えて行動妨害も主軸に組んでいきたい。昨日なぜか引けた酒呑童子はまさに渡りに舟である。マタハリの出番ももっと増やしたいと思っていたところだ。メデューサの魔眼とかもスキル上げよう。これからのコンセプトは「バスタークリティカルおよび行動妨害」だ。互いに全力を出し合って殴り合い、最後に立っていた方が勝者、そんな夢はもう、見ていられなくなった。これからは緻密にして臨機応変な戦略で「一方的に殴って勝つ」ぞ。

 

 アニメのヒーローアカデミア。

実はまだ観ていない。録画はできている。